グレーチングは使用される素材や加工の方法によって、さまざまな特性を持たせることが可能です。このページでは、グレーチングの種類や用途別の選び方について紹介します。
グレーチングは、使用する場所や目的に応じて形状や構造が異なります。ここでは、代表的な構造として採用される「みぞぶた」「かさあげ」「U字溝用」「ますぶた」の4種類について、それぞれの特徴や使用シーンを解説します。
みぞぶたは、道路や敷地内に設けられた側溝にかぶせて使用する一般的なグレーチングです。歩行者や車両の通行に耐えるため、高い耐荷重性を持つ構造が多く、T字型やU字型など溝の形状に合わせた製品が選べます。スリップ防止加工や、ハイヒールのかかとが挟まりにくい細目タイプもあります。
かさあげタイプは、舗装面とグレーチングの高さを合わせるための構造で、段差のない安全な通行を実現します。主にバリアフリー対応や美観を重視する施設で使用され、床仕上げとの高さ調整に優れています。
デザイン性の高い外構や商業施設でも採用されるケースが増えています。
U字溝専用に設計されたグレーチングは、溝の形状に合わせたフィット感と排水性能の高さが特徴です。脱落防止金具や固定ボルト付きの製品もあり、車両の通行がある駐車場や工場などに多く使用されます。
用途に応じてスチール製・樹脂製・ステンレス製など素材も選べます。
ますぶたは、排水桝や点検桝など四角い開口部に設置するグレーチングで、サイズや形状のバリエーションが豊富です。小型で取り外しがしやすく、清掃や点検作業の効率を高めます。
住宅・店舗・施設など幅広い現場で使用され、景観に配慮したデザインタイプも登場しています。
グレーチングは様々な場所で利用されますが、導入場所によって求められることは多岐にわたります。グレーチングメーカーによっても得意不得意はさまざま。
そこで、当メディアでは「ホテル・商業施設」「工場・プラント施設」「校庭・園庭・競技場」の施設別に、ニーズに応えてくれる特におすすめのメーカーを特集。ぜひメーカー選びの参考にしてください。

グレーチングは材質面でもさまざまな種類があります。利用場所によって選ぶべき材質が異なります。

スチール製グレーチングは最も一般的な素材であり、耐久性に優れるうえに荷重に対しても高い耐性を持ちます。特に圧接式製法で製造されたスチール製グレーチングは強度が高く、ノンスリップ加工を施すことで滑りやすさも改善できます。道路や歩道など、幅広い用途に使用可能なグレーチング素材です。

ステンレス製グレーチングは、スチール製に比べると高価ですが、美しい外観と優れた耐腐食性を備えています。また、リプルスやザラザラ、NSタイプといったノンスリップ加工を目的に応じて使い分けることが可能です。
こうした特徴から、美観が求められる建築物の周辺など、耐久性と美観を両立させたい場所に適した素材といえるでしょう。

アルミ製グレーチングは軽量性に優れており、取り扱いや施工が容易です。耐食性も高く、海岸近くなど塩害が懸念される環境でも使用できます。
また、熱伝導率が低いため、夏場の輻射熱を抑える効果もあります。ただし、スチール製と比較すると強度面ではやや劣るため、高い荷重がかかる場所には不向きです。軽量で扱いやすいグレーチングが必要な場所や、腐食性の高い環境に適しています。

FRP製グレーチングは、ガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を高めた複合素材によるグレーチングです。非常に軽量であり、腐食にも強い特性があります。その他、強靭で耐候性にも優れていることから、航空機や自動車、船舶の製造など様々な分野で使われている素材です。化学工場や水処理施設など、耐腐食性が求められる場所にも適した素材といえます。

合成ゴムなどの樹脂製グレーチングは、軽量で取り扱いが容易であり、強度と柔軟性を両立したグレーチングです。静音性にも優れているため、騒音を抑えたい場所にも適しています。
また、着色しやすいことから景観に配慮した場所での使用も可能です。こうした特徴から、スポーツスタジアムやゴルフ場などで使用されています。ただし、樹脂の種類によっては、高温環境や高い荷重がかかる場所で使用するには不向きです。

景観グレーチングは、周囲の環境や景観に調和するようにデザイン性を重視したグレーチングです。芝生のようなグリーン、レンガ調のブラウンや天然石、砂利などに見立てたグレーの表面処理を施し、公園や商業施設、観光地など、見た目の美しさが求められる場所で使用されます。デザイン性に優れることから、街並みの景観を損ねないという強みがあります。

一般的に、グレーチングは雨などで濡れた際に滑りやすいという問題があります。ノンスリップグレーチングは、こうした問題を解決するために表面に滑り止め加工を施したグレーチングです。主部材の表面に凹凸やザラザラ模様を付けることで摩擦を増やし、滑りにくくすることで雨天時の転倒事故防止に効果を発揮。歩行者が多い場所や、雨水が集まりやすい箇所に設置することで安全性の向上に貢献します。
本サイトでは、玄関や浴室、厨房など、それぞれの環境に合ったグレーチングの施工例を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
グレーチングには構造や材質、機能の違いによって多くのバリエーションがあり、設置する場所や用途に応じて選ぶべき種類が変わってきます。 メーカーごとに得意とする構造や材質、対応しやすい用途も異なるため、自社の現場条件に合ったタイプを見極めることが大切です。
そこで、当メディアでは「ホテル・商業施設」「工場・プラント施設」「校庭・園庭・競技場」の施設別に、 ニーズに応えてくれる特におすすめのメーカーを特集。ぜひメーカー選びの参考にしてください。



※2024年12月23日にGoogle検索にて「グレーチングメーカー」と検索した際に表示されるグレーチングメーカー26社の中で屋外用の樹脂グレーチングを唯一製造している。(編集チーム調べ)