
建物の入り口となる玄関・エントランスにグレーチングを設置することは、流水の侵入を防ぐために重要です。ここでは、玄関・エントランスにグレーチングを設置するメリットや、グレーチングの選び方、導入事例をご紹介します。
建物の入り口となる玄関には、流水が建物内に侵入しないようグレーチングを設置することが多々あります。グレーチングによって雨水などを効率的に排水できるため、建物内が水で濡れるのを防ぐだけでなく、来客が水で滑って怪我をするといったリスクも防止できます。
また、建物の周囲を囲むグレーチングの場合、デザイン性の高いものであれば審美性も高められるため、美観の向上にも貢献できるでしょう。
雨水や泥水が溜まると滑りやすくなり、転倒のリスクが高まります。そのため排水性の高いグレーチングを選ぶことは重要。
グレーチングの排水性能を見極めるには、開口率をチェックしましょう。水が通る隙間の割合が多いほど、排水性能は高くなります。また、開口部の形状と方向も重要。水の流れに合ったスリットの方向にすることで、水はけがよくなります。
人が歩く可能性のある玄関・エントランスのグレーチングは安全性の高さが欠かせません。メーカーによって、凹凸のある表面に加工されていたり、樹脂製の滑りにくい材質を使っていたりと、様々なアプローチ方法があります。雨に濡れても滑りにくいか、チェックしましょう。
また、ハイヒール・杖が挟まりにくい目地幅の設計も大切です。
第一印象となる玄関・エントランスのグレーチングはデザイン性にもこだわりたいところ。金属製は耐候性・耐久性が高いことから採用されやすいですが、シルバーの味気ない雰囲気となってしまうのが難点。
一方で、最近では樹脂製の屋外グレーチングも販売されています。樹脂製であれば、従来のつるつるとした質感のシルバーのグレーチングではなく、質感を変えたり、豊富なカラーバリエーションから雰囲気に合ったものを選ぶことも可能です。
人間だけが通る場所なのか、車両なども通る場所なのかによってグレーチングが対応可能な重量(荷重区分)が異なるため、注意が必要です。事前にどれだけの重さがかかる場所なのか想定した上で、耐荷重をチェックしましょう。
グレーチングは様々な場所で利用されますが、導入場所によって求められることは多岐にわたります。グレーチングメーカーによっても得意不得意はさまざま。
そこで、当メディアでは「ホテル・商業施設」「工場・プラント施設」「校庭・園庭・競技場」の施設別に、ニーズに応えてくれる特におすすめのメーカーを特集。エントランスのアクセントとなるグレーチングを開発しているメーカーも紹介しているのでぜひ参考にしてください。
※2024年12月23日にGoogle検索にて「グレーチングメーカー」と検索した際に表示されるグレーチングメーカーの中で、玄関・エントランスにグレーチングを施工した事例画像が公式HPに掲載されているものを紹介。

| 使用用途・場所 | 玄関・エントランス、厨房、遊歩道など |
|---|---|
| 材質 | ポリアミド(PA6)+ガラス繊維 |
| 溝形状 | みぞぶた、ますぶた |
| 耐荷重 | 歩道用 |
フォルテは、屋内外兼用のノンスリップ樹脂グレーチングです。屋内とは材料を変更することで、高い耐荷重強度、耐熱性能を実現。紫外線にあたっても反りにくい樹脂グレーチングとなっています。また、ノンスリップ性能に優れ、水や油に濡れた状態でも滑りにくい安全設計。
厨房用としても使用可能で、金属製グレーチングに比べて軽量なので清掃やメンテナンス時にも取り扱いがスムーズです。発注時はマットな5色のカラーから選択できます。

| 使用用途・場所 | 駐車場・駐輪場、建物外部(床) |
|---|---|
| 材質 | ステンレス |
| 溝形状 | 記載なし |
| 耐荷重 | 記載なし |
主に屋外の駐車場や駐輪場、建物外部の側溝蓋などに用いられるステンレスグレーチングです。耐食性と美観性を両立したステンレスグレーチングにより、建物の美観をより一層引き立てられます。
また、耐食性に優れることから厨房や工場などの環境でも採用可能です。中部コーポレーションでは、その他にもさまざまな用途や環境に対応するグレーチングを取り揃えています。

| 使用用途・場所 | 横断溝・側溝蓋 |
|---|---|
| 材質 | ステンレス |
| 溝形状 | みぞぶた |
| 耐荷重 | 歩道用、T-2、T-6、T-14、T-20 |
横断溝・側溝蓋用のステンレスグレーチングです。ローレット加工を施したノンスリップタイプとなっており、安全性に優れます。オプションとしてステンレス製クサリ、開閉具、連結金具、連結クリップが選択できるため、必要な機能に応じて追加することが可能です。

| 使用用途・場所 | 歩道、浴室、厨房など |
|---|---|
| 材質 | ステンレス |
| 溝形状 | みぞぶた |
| 耐荷重 | 歩道用 |
歩道用のステンレス製Tバーグレーチングです。台車や自転車が走行する箇所にも使用可能であり、ノンスリップ加工によって水に濡れた状態でも滑りにくくなっています。
また、隙間は5~6mmとなっており、ベビーカーやシルバーカーの車輪が落ち込むのを防止。ホクセイでは、優れたステンレス加工技術によって安全性の高いグレーチング製品を多数製造しています。

| 使用用途・場所 | 歩道(屋外) |
|---|---|
| 材質 | スチール・ステンレス |
| 溝形状 | 記載なし |
| 耐荷重 | 記載なし |
周囲の舗装と調和し、環境に溶け込む景観グレーチングです。スチールとステンレスから素材を選ぶことができ、スチールの場合は溶融亜鉛めっきや樹脂系塗装によって高い耐食性を付与できます。
ニムラでは、この製品の他にも景観に配慮した製品を多数提供しています。充実した検査機器の導入によって、徹底した品質管理体制を構築しているのも特徴です。

| 使用用途・場所 | 歩道、工場、厨房など |
|---|---|
| 材質 | ステンレス |
| 溝形状 | 記載なし |
| 耐荷重 | 記載なし |
耐食性に優れたステンレス製のグレーチングです。宝機材では標準でノンスリップ模様付きとなっており、工場や厨房などの床材として高い安全性を確保できます。また、よりグリップ性能に優れる、山形状にカットしたビッグウェーブ模様にも対応可能です。
より海水や薬品への耐食性が高いステンレス素材も用意されているため、特殊な環境の化学工場などでも採用できるでしょう。
玄関・エントランスにグレーチングを設置することは、流水の侵入防止や来客の安全確保のために重要な役割を果たします。適切なグレーチングを選ぶには、排水性能、滑り止め加工の有無、対応荷重などをチェックすることが大切です。
このページで紹介した製品のように、ノンスリップ加工を施した安全性の高い製品や、景観グレーチングなどを採用することで、機能性と美観性を両立できるでしょう。



※2024年12月23日にGoogle検索にて「グレーチングメーカー」と検索した際に表示されるグレーチングメーカー26社の中で屋外用の樹脂グレーチングを唯一製造している。(編集チーム調べ)